「…本当に大丈夫?」

「心配すんな。たとえ何かあったとしても、ミサトなら絶対に切り抜けられる」

「だな。優秀なナイトが二人もついてることだしな」

「――…そうね」


 半ば呆れたように、ユイは肩をすくめた。

『AGORA』は当分営業できる状態ではなくなった。

 レンは当分の間、エイジと一緒にユイの家に世話になることにして、とにかくミサトに賞金をかけた犯人を探すことに全力を尽くすことにした。