In the warm rain【Brack☆Jack3】

☆  ☆  ☆



「おっ…と…」


 鈍い響きと船の揺れに、エイジは思わず壁に手を突いた。

 ただでさえ歩きにくいこの通路なのに。

 何故なら。


「かなり派手に暴れたな、アイツ…」


 通路には、この船に乗っていた戦闘員が、何人も倒れていた。

 だから、ただでさえ狭い通路なのに、歩きにくいことこの上ない。


「…大人しく寝てろ」


 エイジはふと立ち止まり、ポケットからタバコを取り出すと火を点けた。


「もう戦う力は残ってねェ筈だろ。ここで残飯処理をしてやってもいいが、余計な体力は使いたくねェんでね」


 ふうっと、天井に向かって煙を吐き出す。