『よくやったな』
「――……!!」
どきんと、心臓が脈打った。
その途端、左足に激痛が走る。
思わず体勢を崩して、それでも倒れてはいけないと、必死で顔を上げる。
目に飛び込んで来たのは、こっちに向けられた無数の銃口。
――こんな体勢じゃ、恰好の的だ。
そう思って、身体の力を抜く。
倒れ方が不様だったのが、何故か妙に腹立たしかった。
「………」
だが、的になっている筈なのに、銃声が聞こえなくなった。
ゆっくりと顔を上げる。
変わらずに向けられている銃口。
その中央には。
「…よくやったな、ミサト」
操舵室のドアの前には、シュキが立っていた。
「――……!!」
どきんと、心臓が脈打った。
その途端、左足に激痛が走る。
思わず体勢を崩して、それでも倒れてはいけないと、必死で顔を上げる。
目に飛び込んで来たのは、こっちに向けられた無数の銃口。
――こんな体勢じゃ、恰好の的だ。
そう思って、身体の力を抜く。
倒れ方が不様だったのが、何故か妙に腹立たしかった。
「………」
だが、的になっている筈なのに、銃声が聞こえなくなった。
ゆっくりと顔を上げる。
変わらずに向けられている銃口。
その中央には。
「…よくやったな、ミサト」
操舵室のドアの前には、シュキが立っていた。

