「頼むよ…最後まで…」
ミサトは自分の身体にそう言い聞かせる。
細くて狭い階段を登り、すぐさま銃を発砲する。
その弾丸は正確に、発砲されたのと同じ数の敵を倒して行った。
だが、敵の撃った弾丸も、ミサトの左腕と脇腹に命中した。
歯を食い縛り、シャツの袖で目に入る血を拭う。
視界が悪くなれば、狙いも正確なものではなくなる。
耳をつんざくような発砲音の中、ミサトは辺りの光景を、まるでスローモーションのように感じていた。
これは、命懸けの戦いの中によくある光景だった。
周りの景色、そのもの全てが光がかったように、ゆっくりと動く。
そんな中、ふと、ミサトは思いを巡らせた。
(…何故…)
集中力は途切れる事はない。
だが、心の底だけが、妙に冷静だった。
(…どうして…?)
問いかける。
ミサトは自分の身体にそう言い聞かせる。
細くて狭い階段を登り、すぐさま銃を発砲する。
その弾丸は正確に、発砲されたのと同じ数の敵を倒して行った。
だが、敵の撃った弾丸も、ミサトの左腕と脇腹に命中した。
歯を食い縛り、シャツの袖で目に入る血を拭う。
視界が悪くなれば、狙いも正確なものではなくなる。
耳をつんざくような発砲音の中、ミサトは辺りの光景を、まるでスローモーションのように感じていた。
これは、命懸けの戦いの中によくある光景だった。
周りの景色、そのもの全てが光がかったように、ゆっくりと動く。
そんな中、ふと、ミサトは思いを巡らせた。
(…何故…)
集中力は途切れる事はない。
だが、心の底だけが、妙に冷静だった。
(…どうして…?)
問いかける。

