In the warm rain【Brack☆Jack3】

「…心配すんな」

「そんなの無理よ…」


 パソコンに届いたメールの送信元が、果たしてあの組織なのかどうかは未だに確信が持てないが。

 絡んでいるのは確かだ。


「大丈夫…なんて言いきれねェけどな」


 自嘲的に、エイジは笑う。

 ユイは口唇を噛み締めた。

 それがわかって、エイジは握っている手に力を込めた。


「あきらかに分が悪いのは目に見えてるがな。やれるだけのことはやるさ」

「…何なの、それは…」

「ウー・イー・シーの壊滅」

「…まさか…!!」


 ユイは耳を疑った。