「…わかったわ、エイジ。あなたは日本に飛んで。私がすぐにチケットを用意するから」
「オマエはどうすんだよ」
「私は…色々な準備をして、あとから行くわ。相手が相手だもの」
「…わかった」
「レンなら…大丈夫よ」
「あァ、俺もそう思う」
あいつは殺したって死なねェよ、とエイジは笑った。
「だが、こうしちゃいられねェ…ミサトがもう出掛けたんなら、今すぐに出発しねェとな」
「傷の手当てくらいは、する時間はあるわ」
ユイは部下に内線ですぐに、レンの捜索と日本行きのチケットを用意するように言って、オフィスの棚から救急箱を取り出した。
手当てをする間、エイジは黙っていた。
応急処置くらいは慣れている筈なのに、何故かユイの手は震えている。
エイジは、その手にそっと自分の手を重ねる。
「オマエはどうすんだよ」
「私は…色々な準備をして、あとから行くわ。相手が相手だもの」
「…わかった」
「レンなら…大丈夫よ」
「あァ、俺もそう思う」
あいつは殺したって死なねェよ、とエイジは笑った。
「だが、こうしちゃいられねェ…ミサトがもう出掛けたんなら、今すぐに出発しねェとな」
「傷の手当てくらいは、する時間はあるわ」
ユイは部下に内線ですぐに、レンの捜索と日本行きのチケットを用意するように言って、オフィスの棚から救急箱を取り出した。
手当てをする間、エイジは黙っていた。
応急処置くらいは慣れている筈なのに、何故かユイの手は震えている。
エイジは、その手にそっと自分の手を重ねる。

