空色の恋

「未空君?あの、未空君とあたしん家

 ってそんなに近くないでしょ?

 いんだよ?無理しなくたって…。」

「は?俺ん家、杏ん家の近くだぞ?」

「あたし知ってるんだよ?

 前、送ってくれた時来た道だいぶ

 戻ってたでしょ…?」

「…見てたんか…。」


そりゃ見るよ。

あたしん家に近いんだったら

中学一緒だっただろうし…。

近いはずないんだもん。