空色の恋

やっぱり、聞いてみたかったけど

どうしても、聞けなくて

聞かなかった。


未空君はまた、あの切なくて

悲しい顔をしてる。

そんな顔してたらだめだよ。

あたし、未空君が笑顔の方が

似合うと思うよ?

だから、そんな顔しないで・・・。


「未空君。仕事しよ?

 はよせんと終わらんし…。」

「おう。やるか。」


二人の前には、二人には

多すぎるほどの用紙・・・。

やっぱり、今日中には

無理ではないでしょうか・・・。