空色の恋

「ねぇ、未空君。傘貸してくれた時

 近くだって言わなかった?公園の。」

「あぁ、まぁ…。」

「もしかして、遠いのに嘘ついて

 あたしに傘貸してくれたの?」

「…。うん。まぁね。」

「どうして…。まだ知らないあたしに…。」

「だってさ、杏は女だろ?

 風邪ひくじゃん。」


ドクンっ

今なんかドキドキした。

女の子扱いされたみたいで。