空色の恋

だって、君の横顔があまりにも

悲しそうで切なそうだったから。

これ以上は聞いたらいけないって

そんな気がしたんだ。


「帰るか…。」

沈黙を破ったのは、未空君の方だった。

「そうだね。」


それからの未空君は別に普通だった。

以外にも近くに住んでいるらしい。

・・・?あれ?

傘貸してくれた時近くだからって

貸してくれたんじゃなかったっけ?