空色の恋

まだ、入学してすぐだから

部活もないはずだし・・・。

よし、決めた!

教室に行ってみよう。


未空君は教室にいた。

窓の外を一人で眺めてたんだ。

何、見てるんだろう・・・。


「未空君!」

「おう。杏。どした?」

「傘…返そうと思って…。」

「あぁ、適当に置いとけば勝手に
 
 持って帰ったのに。」

「いや、お礼も言いたかったし。」