空色の恋

「あの、ちょっと消しゴム

 落としちゃったんで取って
 
 もらえますか?」

「あぁ、これ?」


・・・なんか、聞いたことある

声なんだよなぁ・・・

でも、あたし男子となんか

しゃべらないし・・・

でも、見たこともある気がする・・・


右斜め前君はあたしの消しゴムを

取ってくれた。

「ありが…ああっ!!」


みんなの視線が一気にあたしに

集中する。

「おい、水樹。うるさいぞ。」

「す…すいません。」

ハズッ!!

まぁ、いいんだよそれは。

問題は・・・。