放課後はいつと通り麗斗が
教室に迎えにきてくれて
いつも通り家について
いつも通りお昼寝をして、
夜がきて、朝がくる。
鞄に忍び込ませる水泳セット。
人生初の水泳の、授業。
緊張とどきどき。
泳げるのかな………あたし。
「麗華かばんいつもより重いね」
「ちゃんと教科書もって帰ってるの」
「そうなの?えらいね。」
優しく頭を撫でてくれる麗斗に
罪悪感を抱きながらも
あたしにできることがふえたら
家族も喜ぶだろう……なんて。
自分の体の弱さを目の当たりに
するのは4時間目の話。
「は?」
あやの冷たい視線に思わず背を向ける
「早く体操服きてきな。」
譲らない、あやの声がそういってる
「大丈夫なの。」
「やみあがりだし、だいたい
片割れは?なんで急に?」
「麗斗にもいったよ」
「あそ。んじゃいいけどあたしは。」
無理しないでよ、そう付けたして
あたしの着替えを手伝ってくれた。
スクール水着ってこんな
着心地だったんだね……
男子の前にでるとか
てれくさいね。
始めて尽くしの水泳授業。
「………え?」
楓がプールサイドに麗華を発見。
あいつ……サボりだったの?今まで。
男子軍は麗華の水着姿に
歓声をあげていた。
「あたし忘れ物、まってて」
あやがこういしつにもどり
片割れに高速うちのメール。
『麗華水泳いいの?一応確認』
ブー……ブー……
保健室の片隅で静かに着信。
深い眠りについてる麗斗。
メールに気づかず寝返りをうつ。
チャイムがなった。
