愛し愛され愛し抜く。




可愛すぎる妹が俺の恋愛を
気にしてる。


「麗華興奮したら熱上がる。
そろそろねて。」

「ん、おやすみ麗斗」


言えるわけがないだろう。
物心ついたときからお前だけを
みつめてきたんだ、
実の妹を心から愛してるなんて。


吐き気がこみあげる、
精神的にやられてる。
俺の限界なんてもうとっくに
こえている。


小6の時、麗華が初めての恋
中1の時、麗華が初めての手術
中2の時、麗華に初めて生理


いつもいつもそばで見てきた。


中1まで一緒にお風呂に入ってた。
母さんにいい加減別々にはいれと
言われるまで麗華は何も
言わなかったんだ。


どうかしてる。

あいつは俺を男としてなんて
みたことがないのだろう。



麗華がわらってくれるなら
何だってしようと思える。
麗華を傷つけようとするものは
何だって壊そうと思える。