香菜は、言った
クラスのみんなに。
左目が見えないということを
そしたら、みんな
『そっか…
香菜ちゃんとは、世界が違ったんだね
なんか、ごめんねー?』
『障がい者って、ちょっと引くよね』
とかいう人が増え、
香菜はハブられるようになった。
すべては俺のせい。
香菜が、今まで作り上げてきたものを
一瞬で壊してしまった
それから、香菜は俺に言った
『私が、隠してた意味わかったよね?
だから、言ったのに。
"いいよ" って。
こんなこと言っちゃ悪いけど
貴方のせいで私の人生がなくなったわ
人の傷を癒そうとするのはやめなね。
その人を癒すのではなく、
余計に傷つけてしまうのだから。
出会わなきゃ良かった。
哉大と。』
そしてそれが、
俺が最後に聞いた香菜の声になった
…っ…」
私は哉大にハンカチを渡した
「ありがとう」
前のかなたに戻った。

