いつものけんかとは あきらかに違うくて…… 去って行くケイの後ろ姿を 追いかけようと思っても 足が動いてくれへんだ…… 「……あ…れ………?」 なにこれ……涙……? 「……ごめん、ミラちゃん 俺のせいやんな……」 そう言ってティッシュを 差し出してくれた…… 「スグルくん…… ううん、 スグルくんのせいちゃう。 うちが言いすぎただけやから」 「でも……」 「大丈夫…。 ごめんな。ありがとう。」 .