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1週間後の朝。
マンションを出るとお約束となったクラウンが堂々と停まっていた。
ドアを開け、中へと乗り込むと車は動き出す。
「蓮、おはよ」
「…はよ」
「まだ眠そうだね」
蓮は目を閉じており、今にも夢の世界へ旅立ちそう。
「あぁ、寝みぃ」
「少しだけど寝る?膝貸すよ?」
ポンポンッと自分の膝を叩きながら蓮を伺い見ると、目を丸くして固まった。
「………寝る」
だが、すぐに回復すると何事もなかったかのように肯定し、体を倒すと私の膝に頭を乗せた。
何をそんなに驚く事があったのかと疑問に思いはしたが、そうたいした理由でもないだろうと考えるのをやめた。
しかし実際にやってみると結構暇であり、膝で寝ている蓮の髪を恐る恐る触ってみる。
柔らかい………ふさふさだ。
何も言わないのを触っててもいいと受け取り、気持ちいい髪を梳くように触る。


