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ピピピピッ ピピピピッ
「んぅ………もう朝?」
んー、眠い………でも、急がないと迎えがきちゃう。
未だに閉じようとする目を擦り、ヨタヨタと支度を始める。
「お腹減ってないから朝ご飯はいいか」
7時55分か……もうそろそろいい時間だな。
ケータイ、財布を持ち部屋に鍵をかけ、マンションから出ると目の前にはクラウンが堂々と停まっていた。
「………これ?」
いや…高級車だし違うかも。
でも待ってる車はこれしかないし…。
確認しようかどうか行ったり来たり考えていると、ドアが開き蓮が出てきた。
「由美、行くぞ」
……これだったんだね。
「うん」
素早く乗り込むと車は動き出した。
「さっき、何であんなに挙動不審だった?」
「何の車で来るのか知らなかったから、これで合ってるのか分からなかった」
「そうか、悪かったな」
バツが悪そうに頭を掻く。それすらも絵になってしまう。


