「じゃあな、明日は8時にここへ迎えに来る」
「うん、送ってくれてありがと……おやすみ」
「ああ」
そう挨拶を交わしたが一向に帰る気配がなく、私がセキュリティをくぐるとバイクのエンジン音が響いた。
本当心配性だな……。
呆れたようにそう思いながらも心はぽかぽかと温まっている。
「明日が楽しみだな」
思えば久しぶりかもしれない、來ちゃんとたっちゃん以外の人と関わるのは。
出会ってまだ1週間しか経っていないのに、少し心を許してしまっている自分に戸惑う。
……悪い気分ではないけど、少し怖いな。
でも、いくら考えても分からないんだから成るようにしか成らないか…。
考えることを諦めた私は買ったカルボナーラを食べて、寝る支度をしてベットへと潜り込んだ。
その夜は久しぶりにぐっすり眠れた日となった。


