「状況分かってんのか?危ねぇんだぞ」
「分かってる」
「……今日みたいな事がまた起こっちゃうんだよ?」
「うん、知ってる。だけど、私1人のために族を動かす必要は無い」
全部分かって言ってるんだよ。
たかが私だけのためにリスクを負うのは馬鹿げてる。
「余計な事考えてんじゃねぇ、黙って俺らに守られてろ」
自信満々に言う蓮の瞳は本当に自信に溢れ、力強い光を持っている。
……何でそんな瞳を持てるのか分からない。
「私は……守ってもらうような存在じゃない」
闇は光を飲み込み食い潰してしまう……きっと私も…。


