「ずりー、俺も早く終わりてぇ」 「それには因数分解を理解しないとね」 陽を羨ましそうに見る海斗を、ため息をつきながら先へと促す朔。 海斗はまだまだ終わりそうにないな。 それにしても教えるのもかなり体力がいる。 かなり身体が重たくてだるい。 また体力をつけないとなぁ。 ぐったりとベットの柵に寄りかかっていると、 「由美、疲れたのか?」 「うん……でも大丈夫、少しだるい位だから」 蓮が私の小さな異変に気がついて声を掛けてきた。