「自業自得だ」



だが、2人の懇願は蓮にあっさり断られた。



「うう、ケチ」



「………」



がっくりと項垂れる陽と海斗は、恨めしそうに蓮を見る。



「はぁ、僕が手伝ってあげるから……早く終わらせるよ」



するとそんな2人に救いの手が差し伸べられた。



「本当!?流石、朔!!」



「毎年サンキュー」



……毎年…朔も大変な子供を預かったんだね。