しばらく抱きしめていてくれた蓮のおかげもあり、だいぶ落ち着くことが出来た気がする。 「ん、蓮もう大丈夫……ありがと」 「そうか………無理はするな」 心配そうにしながらゆっくりと私を放して、宥めるように声を掛けてくる。 だけど大丈夫と言ったのは自分なのに離れて行く蓮に不安を覚え、ゾクリと嫌な汗が背中を流れた。 「………どうした?」 そんな不安に駆られ、思わず蓮の服の裾を掴んでしまった。