「うん、ありがと」 「はぁ、良かったよ」 何ともないことを伝えるために微笑むと、海斗も朔も安心した様にため息をついた。 だが、蓮だけは険しい顔をして私の目を手で覆って寝かせようとしてくる。 「由美、寝てろ」 まだ言うか……。 「やだ、眠くない」 子供が拗ねたようだと思いながらも、蓮の手を退かしてプイッと顔を逸らす。 「由美」 すると、さっきより数倍低くなった声で名前を呼ばれて催促をされる。