「ん、ご馳走様」 美味しかった。理事長室へ来たのはやっぱり正解だった。 「由美、この後どうする?」 どーしよ、教室行ってもやる事ないし…。 「暇になりそうだから帰る」 「そうか、気をつけて帰れよ」 うん、理事長としてダメだと思う。 でも、楽で良いんだけどね。 「じゃあまたね」 ドアを開けながらヒラヒラと左手を軽く振り、下駄箱へ向かう。 あっ、鞄忘れた。まあいいか。何にも入ってないし、盗まれて困るものも持ってきてないはず。 鞄は持って帰るのを諦め、そのまま家へと向かった。