「初めまして。こちらでしばらくの間お世話になる事になりました、神崎由美です」
「ああ、如月 司(きさらぎ つかさ)だ」
司さんは自己紹介を終えると、睨み殺せそうな眼光で私を見てきた。
普通の人だったら、気絶してるんじゃないかってぐらいの殺気を出しているが、生憎私はこれ以上の殺気を持つ人を知っているから、怖いとは思えない。
そんな思いから司さんに視線を送っていると、
「親父、いい加減にしろ」
蓮が司さんを睨みつけ、私の前へと立ち塞がった。
そのおかげで、私に刺さっていた殺気が絶たれた。
「面白いな」
そんな蓮に気を取られていたら、急に司さんが喉を鳴らして笑い出した。


