「あの、蓮のお姉さんですか?」
「あら、お姉さんだなんていいわねぇ。でも残念ながら違うの……私はこの馬鹿息子の母親よ」
……母親?見えない、若すぎる…。
「……初めまして、二日前からお世話になっている神崎由美といいます。挨拶が遅くなってすみません」
蓮の母親なら…座りながらは失礼だと思ったけど、立つと蓮に怒られるから座ったまま挨拶をする。
「あら、ご丁寧にありがとう……私は如月 律(きさらぎ りつ)よ。よろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
律さんは私をもう1度見ると、蓮に視線を移し、
「あんたみたいな俺様がよくこんな可愛い子を見つけてきたわね」
有り得ないわ…という視線を送った。
「うっせぇ」
そんな視線を鬱陶しそうに受け流す蓮は母親に反抗的なようだ。


