「寝すぎちゃってごめんね」 車椅子を押してくれている蓮が見えるように首を捻って見上げ謝ると、 「もっと寝てもいいくらいだ」 不服そうにそう言う蓮。 流石に、それは寝すぎだよ。 ……あれ?前と道が違うような…こっちからも行けるのかな? 「蓮、こっちから行くの?」 「あぁ、向こうからだと階段しかねぇからな」 うん?階段だけって何? 蓮の言葉が理解できず混乱していると、蓮は車椅子を押すのを止めた。