Light of hope Ⅰ【完】





しばらくベットに横になり、部屋を観察しているとドアが開き、蓮が入ってきた。



「……起きてたのか」



「うん、ちょっと前に起きた」



私が起きていたことに一瞬驚いた蓮だったが、ゆっくり近づいてきて手に持っていた水を渡してくれた。



「ありがと」



受け取った水で喉を潤すと、蓮は急に口を開いた。



「………帰ってきたぞ」



………主語がないから分からないよ。



「誰が帰ってきたの?」



私の問いかけに嫌そうな顔をしたところを見ると、意図的に言わなかったんだろうな。



「親」



「なら挨拶したい」



蓮の許可が下りないと行けそうにないため、服の裾を掴んで逃がさないという意味を込めてお願いをする。