「っー、結構酷いな」
「ああ、4針だった」
確認し終えた隼人さんは、ありがとうと言って私から蓮へと視線を移した。
その視線は怒気を含んでおり、隼人さんの怒りが感じ取れる。
……4針はそこまで酷くないと思うんだけど…。
「蓮、由美ちゃんは女の子だぞ」
双方が険しい顔で睨み合っているのを見て、呆れてしまった。
だって、私からしたらこんな傷は気にならないんだから。
「……私は別にこれぐらい気にしないよ」
独り言のように呟いた言葉を拾った隼人さんは、
「………跡が残ると思うよ」
険しい顔のまま、左肩を見つめてきた。


