「隼人さん、蓮は悪くありません」
私の責任を蓮に背負わせたくない……それに、あんなに弱った姿はもう見たくない。
そんな気持ちから、隼人さんの目を真っ直ぐ見てきっぱりと言う。
「……由美ちゃんは銀狼の姫なんでしょ?なら守れなかった責任は蓮にあるよ」
ため息をついて蓮の胸ぐらを放した隼人さんに、私の心を読んだかのような返答をされた。
……心を読まれた?そんなわけないか……でも、私が姫だって知ってたんだ。
「それで由美ちゃんはどれくらい気を失ってたの?」
「たった3日です」
たった、ってところを強調したのに、
「……結構じゃねえか」
隼人さんにとって3日は長かったらしく、何やってんだと蓮を睨みつけた。


