「気を失っていたって何で?事故にでも合ったの?」
随分と軽く言ったつもりだったけど、大袈裟に捉えてしまった隼人さん。
「いえ……事故ではなくてですね……その、追いかけられてヘマをしただけなんで…」
「追いかけられた?………どっかの族に襲われたってこと?」
私の怪我のことや車椅子の理由が分かったのか、眼光を鋭くした隼人さんは低い声で尋ねてくる。
「……そうです」
「あの馬鹿」
隼人さんの剣幕に押されて正直に頷くと、人が変わったように舌打ちをした。
それとほぼ同時に、お粥を持った蓮が戻ってきた。
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