Light of hope Ⅰ【完】






隼人さんは私を抱えたまま、器用にドアを開ける。



「蓮~お姫様を連れてきたぞ」



部屋に入ると軽い口調で私を少し持ち上げながら蓮を呼んだ。



それに反応した蓮が鬱陶しそうにこちらを向き、



「あ?……隼人、由美を放せ」



私を視界に捉えた瞬間、鋭い睨みに一変した。



「お~怖っ、まさかとは思ったけど、本当に気に入ってんだな」



感心したように頷く隼人さんを無視して、蓮はその腕から私を奪い去った。



「由美、何で部屋を出た?」



隼人さんに向けていた睨みのまま、蓮は私を問い詰めてくる。



「おいおい蓮、由美ちゃん怖がっちゃうだろ」



それに舌打ちをした蓮は、



「隼人は黙ってろ」



隼人さんを黙らせるようにを睨みつけ、もう1度こちらを見た。