「ふーん、そういう事か」
私が否定をすると何か分かったのか1人で納得している。
そんな隼人さんに疑問を抱きながらも、階段を降りようとすると、声を掛けられ引き止められた。
「ねぇ、車椅子に乗ってるって事は歩いたらダメなんじゃない?」
「一応…絶対安静だそうです」
これで蓮達に会いに行ったら怒られるかな…?でも、仕方ないしなぁ。
「由美ちゃんはどこに行きたいの?」
「……蓮のところへ」
何故そんなことを聞くのか分からず、首を傾げて答えると、
「なら俺が連れて行ってあげる」
隼人さんは私を軽々と抱き上げ、階段を下り始めた。


