しばらく進むと難所が現れた。 「これは車椅子じゃ無理だよな」 目の前には階段……。 これは車椅子を放棄してもいいよね?これがあると下に行けないし…。 車椅子はここに置いて、階段を下りようとすると、 「あれ、女の子?」 後ろから男の人の声がした。 「えっと、お邪魔してます」 慌てて振り返ると、どことなく蓮に似ている男の人が立っていた。 「ああ……俺は如月 隼人(きさらぎ はやと)、君は?」 「神崎由美といいます」 ……如月ってことは当然だけど蓮の家族か…お兄さんかな?