「100万くらいあれば足りるかな?」
「何のことだ?」
心の中で呟いたはずだったのに、口に出してしまった。
「あ、……えっと生活費かな。どれくらいかかる?」
聞かれてしまったのならいっその事…と思い切って聞いたのに、蓮は大きなため息をついた。
「あのな、金はいらねぇんだよ。見ての通り金には困ってねぇから、由美が泊まろうが負担にはなねぇよ」
私の頭を撫でる蓮は、これ以上何かを言っても聞き入れてくれそうにない。
「ありがとう、お世話になります」
早く治して出ていこう。いつまでもお世話になるわけにはいかない。
そう思いつつも3日も寝ていたから寝られないだろうと思ったが、意外にもすぐに睡魔に襲われ意識を手放した。


