「え、ちょっと蓮っ」 「大人しくしてろ」 急に抱き上げられたため驚き、腕の中で暴れると力で押さえつけられた。 それでも、左肩を庇ってくれるところは流石だ。 抱き上げた私を車椅子へと乗せ、自ら押し始める。 「…ありがと」 「ああ」 病院を出てしばらく進むと、見覚えのあるワンボックスカーが見えた。 蓮は車に着くと、また私を抱き上げて一緒に乗り込む。 「車椅子は後ろに乗せとくからね」 その間に朔が後ろに車椅子を乗せた。