「由美、さっきみたいになったらどうする気だ」 「うっ…それは………ごめんなさい」 さっきはホントに迷惑をかけてしまったから、それを言われるとどうしようもない。 また心配をかけるのは嫌だからな…。 「じゃあ、これに乗ってね」 朔が差し出してきたのは車椅子だった。 「大袈裟じゃない?」 「大袈裟じゃないよ~。これが支給されるくらいやばいって事でしょ」 陽が言うには、この車椅子は病院側が使ってくれと持ってきたらしい。 「分かったよ」 陽に言われて渋々納得すると、不意に身体が浮いた。