ナースコールを押してから数分、ドアが開かれて医者とナース数名が入ってきた。 「どうされました?」 「それが話をしていたら急に頭を押さえだして……」 「神崎さん、聞こえてますか?」 未だに頭の中が回っていて、コクコクと頷くのが精一杯だ。 「頭に何かおかしな感じがありますか?」 「……回ってる」 「そうですか」 私がそれだけ呟くと、医者は少し考え込んだ。 「……貧血ですかね。とりあえず検査をしましょう」 医者の一言でナース達は慌てて動き出す。