Light of hope Ⅰ【完】





「そいつと何を話した?」



訝しげに聞いてくる蓮は少々不機嫌。



もう蓮の不機嫌になる理由が分かんないよ…何か失言をしたかな?



「えっと……怪我のことだよ」



「由美ちゃんの怪我?」



「うん、確かあの男は怪我してなかったからね」



怪我がないのにはイラついたな。



軽やかに敵の攻撃を躱してたし、まず相手に攻撃する暇を与えなかったもんな。



「その数を相手にしたのに無傷か…」



「敵に回ったら怖くない?」



陽はそう心配げに呟くけど、直感的にあいつは銀狼の敵にならないと思う。……あくまで銀狼の……だけどね。



「そういうのに興味なさそうだったから大丈夫でしょ」



ヘラヘラしてるから分かりにくいけど。



まぁ、もしも銀狼の敵に回るのなら容赦はしない…。