Light of hope Ⅰ【完】





「姫?何それ?」



知らない訳ではない。だけど、銀狼の姫については詳しく知らない。



姫の定義は族によってそれぞれが異なっているから。



それに知らないフリをしていたほうが一般的だと思うから、怪しまれなくて済む。



「姫は総長が指名した子がなるんだ。つまり総長のお気に入りって感じかな。



でも姫を作るって事は強みにもなるけど弱みにもなる。だから、弱みにならないように族全体で守るんだよ。


それが団結力をさらに強固にしてくれる。そのために作るんだ」



ふーん、つまり蓮に気に入られたから姫になれって事か。



「で、銀狼の総長は蓮なんだ。だから、姫になってくれる?」



まぁ言いたい事はよく分かった。



「嫌だ」



でも、理解したからって了承するわけないでしょ。