「それを聞いて焦った………だが逃げきれて良かった」
蓮は私の頭をポンポンと撫でながら微笑んだ。
だけどそれも束の間、すぐに険しい顔になって訊ねてきた。
「それと、どうして逃げ切れた?海斗が言うにはかなりの人数だったんだろ」
「え?それは……
『ガララッ』」
言いかけた言葉は、扉が開く音に遮られた。
誰?と思い、そちらへと視線を向ける。
「いつもに見たいに元気出しなよ」
「だってゆみりんが目を覚まさないんだ……も…ん」
入ってきてこちらを見た陽と目が合い、陽は固まってしまった。
それを不思議に思った朔もこちらを向く。
「えっと、久しぶり?」
3日も寝ていた実感がないので、疑問形になってしまう。


