じゃあ、これがダメなら…。
私は撫でていた手で、蓮の頭を叩いた。
そんな私の行動に困惑した表情で顔を上げる蓮。
「由美?……どうし…
「あのね、私はこれくらいの怪我はどうだっていいの。
今回の事で責任を感じてるんだったら、次をなくせばいいでしょ?分かった?」
……あ、ああ」
急に怒り出した私に驚いたのか、戸惑ったように返事をした蓮。
よしっ、頷いたね。
無理矢理ではあるが頷いたのを見て、また蓮の頭を撫でる。
「ああ、次は絶対にない。今回は悪かったな」
そう言うとまた抱きしめてくる。
蓮の腕の中は安心できる。さっきの言葉を否定するように首を横に振りながら、身体を預けた。


