「わっ、何やってるのっ」 左肩は動かせないから、右手を伸ばして蓮の手を包み込む。 すると、ピクリと小さく反応した蓮は、私の腕を引き寄せて抱きしめてきた。 「……悪い。4針も縫ったんだ」 ……そういうことか。縫うほどの怪我を負わせたから……って責任を感じてるわけね。 「4針縫ったぐらいじゃ気にしないよ」 蓮の頭を撫でながら微笑むが、あんまり効果がない。 「4針だぞ?……傷跡が残る」 ずっと沈んだままだ。