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微かに覚醒した意識の中、聞こえてきたピッピッピッピという電子音。
薄らと目を開けると最初に目に入ったのは白い天井。
徐々に頭が回りだし、そういえば意識を失ったんだなと思い出した。
「……びょう、いん?」
何気なく発した声がいつもの声より凄く掠れており、驚いて喉に手を添える。
何でこんなに声が出ないの?
首を傾げながら周りを見回すが誰もいない。
どうしよう……ナースコールを押すべき?
包帯の巻かれている左肩を見ながら考えていると、ガラッと扉の開く音がして視線を移す。
入ってきたのは蓮。その表情には少し疲れの色が見える。
蓮はまだ私が起きていることに気がついていないようで、ドアを閉めるとため息をついて視線を上げた。
すると必然的に視線が合い、蓮は目を大きく見開いて一瞬固まった。


