「蓮、由美ちゃんの怪我の具合はどう?」 「かなり深い……出血も多い」 朔の心配そうな声色に対して、蓮は低く唸るような声を絞り出した。 蓮はさっき私がタオルでした止血を取り怪我の具合を見ると、さっきよりもしっかりと止血をした。 「……急げ」 私を一層強く抱きしめた蓮の言葉に車がスピードを上げた。 「由美?おいっ」 蓮が私の頬を軽く叩きながら呼びかけてくるけど、それに応えるだけの気力は残っていない。 「反応なし?……ちょっとヤバイね」 そんな蓮と朔の焦った声を最後に意識を手放した。