頭がクラクラしてきた……血を流しすぎたか。 パッと見た時に深いとは思ったけど、ここまで酷い怪我だとは思わなかったな。 ーーーキキーッ そんな事を考えながら倉庫へと向かっていると耳を劈くブレーキ音が聞こえた。 っーー頭に響く……。 「由美ッ!!」 頭を押さえて立ち止まると、聞き覚えのある声で名前を呼ばれて抱きしめられた。 急な事だったため頭がついていかなかったが、すぐにそれが誰だか理解した。 「………蓮?」 「っーー……良かっ…た」 抱きしめてきたのは蓮だった。