Light of hope Ⅰ【完】





「……じゃあお願い」



「ふふ、了解しましたお姫様」



嫌味かよ………嫌な雰囲気を持つ男だな。



こいつといるとため息が多くなる……ずっと一緒にいると禿げそう…。



「はぁ…私はもう行く」



「うん、怪我が結構酷いから気をつけてね」



「はいはい」



呆れながら、手を軽く上げて踵を返す。



「またね~」



男は最後までヘラヘラ笑って手を振っていた。



またなんて、もう会いたくない。



そう思いながら倉庫があると思われる方へと歩き出す。































「あれが《 黒猫 》か………早く迎えに行きたいな」



男が私の背中を見ながら呟いた言葉を拾う者はおらず、路地裏の闇へと吸い込まれていった。