Light of hope Ⅰ【完】





前方を取られたのなら……と、止まって身構えていたが、こちらへと向かってくる男は1人で、しかもゆっくりと歩いている。



さっきの集団にはいなかったような気がするけど、増援か?



いや、増援にしては早すぎる…。



敵ではないだろうと、彼の隣を通りすぎようとすると腕を掴まれた。



っー敵か!……くそっ。



「へー、女の子にそんな大人数とは感心しないな~」



「ああ?てめぇには関係ねぇっ!」



「う~ん、そうなんだけど。ここは正義のヒーローにでもなっておこうか」



私の腕を掴んだ男は、向かってきた集団の中の1人を蹴り飛ばした。



「え?」



敵じゃない?



追いかけてきた男を蹴り飛ばすのを見て、腕を掴む男に放とうとしていた足を下ろす。