Light of hope Ⅰ【完】





……少し造りが変わってる。行き止まりになってるところが多いな……前は通れたのに…。



こうなると相手の方が有利だ。この辺はあいつ等の方が詳しいだろう。



思った以上の分の悪さに周りへの注意が薄れたところに、横道から鉄パイプが飛んできた。



「うわっ…っーー」



1本目はどうにかかわしたが、2本目が左肩に直撃。



「……痛い」



先の尖ったところで切れたのだろう、痛みと共に血も出てきた。



唯でさえ逃げきれない可能性が高かったのに勝算が激減だ。



マイナス思考に入りつつも、怪我を負った左肩を庇いながら足は止めない。



だが…。



……囲まれたか。



前方だけは取られないようにと細心の注意を払っていたが、ついに前方からも微かに足音が聞こえてきた。